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今週のテーマ
会議番号:2250
聞いただけの防災知識、鵜呑みにしている?
投票結果
69
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583票
265票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2007年09月03日より
2007年09月07日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
室崎益輝 関西学院大学・教授
「高齢者の寝室は2階に」。阪神・淡路大震災の体験を踏まえて吹聴されるようになった防災の「常識」ですが�……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
家の中でどこなら命が助かるか? (kunie・大阪・パートナー有・36歳)
大きな地震が来た時に、家の中のどこに身をひそめれば、倒れた家具にもぶつからず、割れたガラスも直接あたりにくいか考えてあります。その場所には花瓶や時計などは置かないようにし、いざというときには娘を抱きかかえ、その場所に飛び込み、怪我のないよう地震をやりすごそうと思っています。幼い子どもを助ける為には、自分も生きていないとと強く思うようになったので、避難方法を頭の中でシュミレートしています。
防災カタログが指針かも (papiol・兵庫・パートナー有・39歳)
我が家の防災対策の主なポイントは2つ。寝室にタンスを置かないなど、物をおく場所を集中させ揺れで家具が倒れたときでも、逃げ道を確保することと、それと震災が起きた時期にたくさん出る防災グッズカタログをみて物を買い足すことです。兵庫に住み始めたのが震災の後なので、地理的な特徴など何も知らないことを再認識してます。市からは地層マップをもらってますが、我が家も断層の上です。だからどうしたらいいのかまではフォローされませんが、どうしていいのかよくわかりません。
防災館に体験学習に行きました。 (ROSAY)
東京都にはいくつか防災館があります。立派な建物で疑似体験ですが、作られたフィクションフィルムに感化されて一層防災準備に力が入りました。知識だけで頭でっかちになっていてはいけないのかもしれませんが、誰も体験したことのない大地震。どんなことでも知識として吸収していくことしかないと思います。鵜呑みにしていいと思います! 行動できるかどうか。できるところからコツコツ動くことだけが生き延びる手立てではないでしょうか。
災害はいつ起こるかわかりません (tomotomoteruteru・千葉・パートナー有・37歳)
防災避難用リュックなど、万が一に備えて自宅に準備している方も多いと思いますが、自分が自宅にいる時に災害に遭遇するとは限りません。出張のときに震度5の地震で電車が止まってしまいました。東京駅まで歩ける距離でしたし、新幹線はすぐに復旧されたことから無事現地に到着。その時に水分と軽食、宿泊準備をしていたので、携帯充電器と眼鏡もあったことが何よりの救いだと思いました。その後外出時には眼鏡と水分、飴を持ち歩くようになりました。コンタクトレンズは長時間使用できませんから。
もう他人ごとではいられない (mashaon・東京・パートナー有・39歳)
10月1日から緊急地震速報の一般提供がはじまりますね。これまで地震発生後に震度等のニュース速報が流れていましたが、大きな地震発生前に、地震が発生します……などの情報が流れ、自宅に専用機械を取付けると「あと○秒……」と教えてくれるとか。先日その紹介番組の中で、いくつか防災知識が伝えられていましたが、誤って認識していることも多かったです。今は旅行用のキャリーバッグに防災グッズをいれて玄関付近においている程度ですが、常に情報収集と危機感を持っておきたいと思います。
アドバイザーは被災者のパートナー (minpanda・千葉・パートナー有・42歳)
パートナーが阪神大震災の被災者なので、その経験からのアドバイスに従っています。現在も、地震があると、パートナーは一番にマンションの扉を開けにいきます。外出中は、すぐ出口を確認します。また、寝る部屋には大きな家具は置かず、常にペットボトルの水は3本ほど、常備しています。しかし、「大きな縦揺れがくる地震の時は、テーブルの下にもぐる時間なんてないよ」とも言ってました。やはり、経験者の話は重要だなと感じています。経験者の証言集も出版されてますし、ぜひ購読されることをお勧めします。
5日目の円卓会議の議論は...
具体的にシミュレーションをして、わが家の防災常識をつくってください
「高齢者の寝室は2階に」。阪神・淡路大震災の体験を踏まえて吹聴されるようになった防災の「常識」ですが、限りなく間違いに近い常識といってよいものです。確かに、壊れやすい住宅の場合では、1階に寝ていると下敷きになって死亡してしまいます。そのため、とりわけ回避能力に劣る高齢者は、1階での就寝を避けるべきだというものです。
ここでの問題は、地震の場合は2階が安全であっても、火災の場合は危険だということを、忘れてしまっているからです。地震で下敷きになる確率よりも、火災で逃げおくれる確率のほうがはるかに高いので、地震のことだけを考えて2階に寝るというのは、必ずしも正しくありません。地震のことも火災のことも、そして階段からの墜落のことも考えて、どこに寝るのが正しいか、具体的に考えてみてください。
友人から「どこに寝たらいいのか」といった質問を、受けることがあります。そのとき、住宅の間取り、住宅がたっている地盤、そしてできれば家族の構成などを、教えてもらうようにしています。そのうえで、高齢の方の寝室はこの部屋にされるのがいいでしょう、とアドバイスします。
その部屋が、1階なのか2階なのか、玄関に近いか台所に近いか、ケースバイケースです。いままで繰りかえしお話ししてきましたように、
個々人のおかれている状況によって、取るべき行動の内容も対策の形態も違ってくるのです。
長野県の松本市役所では、緊急地震速報がだされた時のことを考えて、どの部屋ではどこが安全かを点検して、退避場所を決めています。市役所に来られている市民の方についても、予め決めておいた安全な場所に誘導することになっています。ところで、その安全な場所は、必ずしも机の下ではありません。頑丈な壁の横であったり広いロビーであったり様々です。
ということで、
わが家の場合はわが職場の場合はと、それぞれの状況に応じて、流布されている常識を点検して、個々人の状況に即した形で修正をお願いしたい、
と思っています。お仕着せのレディメードではなく、身の丈にあったオーダーメイドの防災ノウハウを獲得しなければならない、ということです。
わが家で地震が起きたら、どこに退避するのが安全か、どこから逃げだせばいいのか、具体的にシミュレーションをして、わが家の防災常識をつくっておいてください。その
シミュレーションは、単に頭の中で考えるだけではなく、実際に行動してみてそれが可能かどうか確かめることも欠かせません。
玄関扉を開けにいく余裕があるか、非常持ち出し袋が重すぎないか、高齢者を背負って1階に降りることができるか、ぜひとも確かめてください。常識のいい加減さがご理解いただけると思います。
室崎益輝
関西学院大学・教授
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