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個人年金保険のメリットとデメリット
ご存知のように、今年度38歳以下の女性(男性や公務員の方は43歳以下)は、65歳になるまで公的年金を1円ももらえません。このサイトを見てくださっている方の多くはこの世代だと思いますので、仮に長年厚生年金に加入していても、60代前半は自分でなんとかしないといけないわけです。 また、昨年の年金改革で「マクロ経済スライド」が導入されて、公的年金は今後、物価の上昇に負けてしまうことになりました。そのため、これからは、老後に向けてなんらかの自衛策を立てることが必要になったというわけです。 さて、老後資金の準備といえば、真っ先に思いつくのが個人年金保険。投稿を拝見しても、既に加入している方が多いようです。 個人年金保険の最大の魅力は、終身タイプを選ぶと、どんなに長生きしても資金が途絶えることがないという点。これは、早く亡くなった人のお金が、長生きした人に使われるためで、保険商品ならではの「相互扶助」のなせる業です。預貯金などほかの商品にはない特徴ですよね。 クロ子さんのいうように、一定の条件を満たせば、支払った保険料が個人年金保険料控除の対象になるのも、メリット大。働く女性は、税制的に不利ですからね。 ただし、定額年金の場合、ここ数年、予定利率(保証利回り)が低いので、20代・30代で加入する場合は、低い金利で長期間固定されるというデメリットがあります。 これに対して、変額年金は、運用次第で年金原資が増えたり減ったりする自己責任型。株式や債券で運用するので元本割れのリスクがありますが、aibeさんの指摘のとおり、インフレリスクに対応できます。デメリットは、保障や運用にかかるコストが高いこと。若いうちに加入するなら、できるだけ、死亡保障のコストが低い商品を選ぶのがポイントです。 また、保険商品は早期で解約するとペナルティがあります。stardustさんが指摘しているように、老後を迎える前にさまざまなライフイベントがある若い世代には、使いにくいのも事実。ただ、これは裏返すとメリットにも。一度始めたら、いやおうなく長く続けることになるので、貯蓄が苦手な人でも資金が貯まりやすいというわけです。 そうそう、保険会社の破綻リスクには、くれぐれも注意が必要。保険は預貯金や株式に比べて、破綻の影響を受けやすい商品。加入時には、格付けなどをチェックしたり、ゆきにゃさんのように、分散して加入するのもいいですね。 ところで、今回私が投げかけた「自前の年金」は、実は、保険会社の個人年金だけの話ではなく、投資や貯蓄なども含めて、「老後のために、何か準備を始めてる?」という意味でした。まめちゃこさんのように「自己投資で自分に力をつける方が先」とか、ぴっこりーのさんの「その前に国民が声をあげようよ!」っていうのも、ほんとにそう。明日以降は、多角的な視点から、「自前の年金」の必要性や方法について、考えましょう。 |
生活経済ジャーナリスト |
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