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すべてのビジネスパーソンが市場価値で評価される日
サーベイキャスターを務めさせていただいて毎回思うのは、1週間なんてあっという間だなということです。皆さんのご投稿を読み、それに触発されてコメントを書く行為は楽しいだけでなく雑誌編集者としての糧にもなる気がして、だからこそ時間の経つのが速く感じられるのでしょう。 この1週間でいくつもの発見がありました。とりわけ深く納得させられたのは、8割もの人たちがヘッドハンティングされてみたいと思っている背景には自分自身の客観的な市場価値を知りたいという強い思いが存在する、という事実です。 終身雇用制は過去のものになりつつあるとはいえ、日本の企業社会は米国に比べれば人材の流動性が低く、したがって、一つの会社での評価を超えた、普遍的なモノサシに基づく市場価値を評価されるチャンスが米国ほど多くはありません。そんな日本のビジネスパーソンにとっては、ヘッドハンティングは自らの市場価値を知る絶好のチャンスなのです。 とはいえ、自らの客観的な価値を知りたいという皆さんの強い思いがある限り、一企業における評価と市場価値とのギャップは今後、次第に埋まっていくのではないかともご投稿を読んでいて思いました。 「自分自身の市場価値を知ることは重要なことだと思います。特に転職する気は無くても、しかるべき会社に登録をして、どんなオファーが来るか見てみることは、自分の客観的な市場価値を知るには良い方法だと思います。そこで現状より高待遇のオファーが来るようだったら、今の勤め先は自分の価値を市場より低く見ていることになりますよね。(後略)」(いまいくん・埼玉・パートナー有・42歳) 「(前略)同じ会社で長年働いていても、時には立ち止まって自分の評価を周囲にお願いしてみることは、自分自身のブラッシュアップのためにも大切なことだと思います」(イスタンブール・関東・30代・パートナー有) お二人のように積極的に自らの市場価値を知ろうという人が増えれば、企業としても、より普遍的な評価システムの構築を意識せざるを得なくなるでしょう。加えて人材の流動性はますます高まっているので、市場価値を踏まえた評価、報酬は徐々に浸透していくはずです。 もちろん、それがすべての社員にとってプラスになるとは限りません。とりわけ、これまでの実績によって評価、報酬に下駄を履かせてもらっている中高年社員にとっては賃下げ圧力になるでしょう。 しかし、この動きは止まらないと思います。遠い将来には、すべてのビジネスパーソンが市場価値で評価される日が来るかもしれません。 それでは皆さん、1週間本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。 |
『日経ビジネスアソシエ』編集長 |
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