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今週のテーマ
会議番号:2088
医療事故、医師を罰するのは当然ですか?
投票結果
55
45
562票
457票
この会議への投票・投稿は
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【開催期間】
2007年02月05日より
2007年02月09日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
藤田正美 『ニューズウィーク日本版』元編集主幹
1週間、むずかしい問題におつきあいいただき、ありがとうございました。とても参考になりました。医療過誤�……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
患者は顧客という意識 (雪の小町・アメリカ・パートナー有・37歳)
を定着させる意味では意義のあることだと思います。義理姉がはやり出産時に死亡しました。病院側を訴えるにも、何が本当に起こったのか医師と死亡した本人しか分からなかったため、家族は泣き寝入りするしかありませんでした。医療事故裁判の難しさだと思います。ただ裁判が日常化すれば、それを見越してその費用の見積もりなどが組み込まれるため、アメリカのように医療費が格段に上がることになります。それでもよいから質の高い治療が受けたい、という患者側の意識改革も必要です。
Yesに投稿はしましたが…… (reikot・大阪・パートナー有・35歳)
はっきり言って決めづらいです。私自身、手術の際に術式も変更され、手順も覆されました。おかげで手術時間は延長され、それに伴う後遺症にもかなり悩まされました。でも、担当医師がその場で必要と判断したのであれば、受け入れられることではあると思いますし、その後のフォローにも全力で尽くして下さったので、今となっては、ありがたかったとも思います。もちろん、その場ではドクターを責めましたけれど、説明を聞いて私は納得できました。結局は自分とドクターとの信頼関係ではないでしょうか。
医療のプロとして法的責任を (shimokita・東京)
医師と患者の間には知識に格段の差があるので、普通に説明を求めても、責任を追及するにはほど遠いものになってしまうような気がします。また、医師が誠意をもって対応してくれるかどうかも分かりません。医学は高度に専門的な領域です。そのような事柄については、嘘をついてはならない場所である裁判所で、弁護士や他の医師の力をかりて、責任を追及するのが患者にとって現実的な方法かもしれません。
医師との信頼関係 (ちょこばなな・東京)
私の主治医は、私のQOLを尊重しつつ最善の治療をしてくれますので、私も家族も全幅の信頼を置いています。たとえ私が手術中に死んでも、家族は訴えたりしないと思います。未熟な医師が患者を練習台にした場合などの医療事故は論外ですが、懸命に治療しても救えないケースは、救命医療を筆頭にあり得ることです(ご遺族の気持ちはお察ししますが……)。結局のところ、患者本人と家族と医師との信頼関係がどれだけあるか、ではないでしょうか。
専門家の判断を仰ぎたい (junno・神奈川・パートナー有・36歳)
医療についてはまったくの素人ですし、受けた医療行為が適切なものであったかも分からないので、たぶん知り合いの医師に相談することになると思います。NPOなどで医療行為について気軽に相談できる機関があったら助かります。判断のよりどころがないと感情的に流されてしまいそうなので。
まずは、病院に (あんぱんち・北海道・パートナー有・35歳)
どんな形でも、最初に病院に直訴します。それでも取り合ってもらえないのであれば、マスコミ・警察の順になるのかな。警察は事件にならないと取り合ってくれない印象があるので、こんな時はマスコミを頼ってしまうかもしれません。
5日目の円卓会議の議論は...
「一罰百戒は逆効果?」
1週間、むずかしい問題におつきあいいただき、ありがとうございました。とても参考になりました。医療過誤と医療事故は違うというご指摘をいただきました。たしかに違います。しかし、最初は、たとえば患者が予想外の亡くなり方をしたという事実があるだけです。つまり「医療事故」です。医療チームのミスがあれば「過誤」ということになるのでしょうが、そこの違いは賠償責任が発生するかどうかの違いです。
重要なのは、患者が予想外に死亡することをできるだけなくしていこうということ
だとすれば、実は事故でも過誤でも同じことかもしれないと考えて、ここでは厳密に区別していませんでした。
僕も昔は、医療でミスをするような医師に刑事罰を問うのは当然だと思っていました。人の命を預かるのだからそれぐらいのリスクを背負うべきだという気持ちでした。しかし刑事罰を問うことにすると、やはり事故の再発を防ぐという意味では大きな問題を残します。
その事故がなぜ起こったのか、どう対策したらいいのか
、それを医療界すべてに共有し徹底して対策をとらなければ再発は防げません。一罰百戒はむしろ医師や看護師をいい医療から遠ざけてしまう懸念のほうが大きいのではないでしょうか。
もちろん医師の技量(人柄も技量のうちだと思いますが)が足りず、
しばしば事故を起こすような場合はどうするのか
という問題があります。たしか専門医の資格を持っているのに、術例のうち死亡事故が多いということで問題になった医師がいました。こういった医師については、やはり医療界の側で対処することが必要だろうと思います。学校の先生に免許更新制を導入しようとしていますが、医師も同様の更新制にしたほうがいいかもしれません。でも現実的にはかなりむずかしそうです。
私たちは、安心してかかれるいい医療といい健康保険制度がほしいのです(これにはほとんどの方が異論はないと思います)。必要な時に必要なだけ受けられる医療、ということですね。しかしそこに至る道は平坦ではないどころか、途中で崩落している場所さえあります。その一つが
医療事故に対する医療側、患者側の意識のギャップ
です。今回のサーベイでは、もっと多くの方がYesと答えられると予想していました。しかし結果は、ほぼ半々(Yesと答えても迷っておられる方も多かったからです)。この件について真剣に考えておられることを示す数字だと思います。
ありがとうございました。とりあえずは福島県立大野病院の裁判がどうなるか、注目しましょう。
藤田正美
『ニューズウィーク日本版』元編集主幹
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