究極の花粉症対策は花粉症にならない身体をつくること！　そんなことできるかって思うでしょう。花粉症にならない人がいるんですから、きっと大丈夫。

ある種の花粉に対してアレルギ−反応を起こし、鼻や目の血管が拡張して炎症症状を起こしている状態が花粉症です。薬はこの血管拡張をおさえるための抗ヒスタミン剤が主流です。個人差はありますが、ほとんど眠くなります。

近年、ストレスと免疫機能が深く関連していることが解ってきました。つまり、ストレスが多いとアレルギ−等の反応も強くなるということです。また、アレルギ−反応は一生続くものではありません。子どもの頃喘息だった人が小学校高学年になる頃には治っていたという経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

またサバを食べて蕁麻疹が出た経験のある人が、知らずにサバの入っている料理を食べても蕁麻疹が出なかったという例もあります。小児喘息は成長とともに体質が改善されてアレルギ−が起きなくなったと考えられます。サバに限らず、体調が悪い時にはアレルギ−反応は起きやすくなります。

花粉が飛ぶ前から治療を始めると効果的ということは、アレルギ−反応をおこしにくい状態に身体をもっていくということです。日頃からバランスのとれた食事をし、適度な運動をし、疲労を翌日に持ち越さない、あまりくよくよ考えない、ストレスの発散の方法を知っている、というあたり前のことが花粉症予防になるわけです。

それでも消化機能が悪いとか、冷え性であるとか、肩こり腰痛がひどいとか、何か持病をもっている方は専門の鍼灸院で身体のバランスを整える治療をしてもらえばかなり効果的です。ついでにいえば病院でも鍼灸院でも信頼のできる先生かどうか見きわめて下さい。

あなたが知りたいこと、疑問に思っていることを何でも聞いて、それにきちんと答えてくれるかどうかが決め手です。