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監視カメラのさまざまな側面
初日は意見が真っ二つに別れました。nanachannさんとshirosanzさんは「誰かに見られているから悪いことをしないのでは……」というご意見です。まさに、監視カメラの問題は、心理的な側面が小さくありません。「誰かが見ている」という静かなメッセージを環境に常時放つことで、犯意を事前に喪失させる。心理的アプローチだけ見ると、確かに監視カメラの設置は、一次的な犯罪抑止効果は期待できそうです。一方で、binkoさんには「コンビニ強盗犯が録画中のビデオデッキを奪い去った」事例を挙げて頂きました。所詮は、メカで出来ている監視カメラに限界があるのも事実です。 最近個人的に気になるのは、「ダミーカメラ」の存在です。恐らく以前は、こっそりとその存在が知られていたのではないかと思いますが、最近では、ちょっとした「監視カメラ」ブームもあって、ダミーカメラの存在がかなり広く知られるようになりました。中には「人が近づくとLEDが点滅し、カメラが左右に回転する」高機能機も出ているようで、それなりに進化しているようです。ただ、カメラを冷静に眺めると「きっと、その筋のプロには本物とダミーの判別は一目瞭然なのでは」と思えたり、「防犯カメラ作動中」という仰々しいステッカーが逆に「ダミー」感を高めているように思えたりもします。正直言って、メーカー側の思惑が、本来のニーズから乖離している部分も見受けられます。 ロエさんは「歩きやすくなるけれど、犯罪が減るかどうかは疑問」と、おっしゃっています。繁華街を歩く歩行者にとっての安全性は向上するが、それが直接、犯罪の低下には結びつくかどうかはわからないということなのでしょうか。繁華街では、カメラが設置されることで、逆に死角になる場所の危険性が高まる可能性もはらみます。そうかと言って、カメラの設置台数を増やせば、今度はプライバシーの問題ともトレードオフになります。 「今度はどの街が第二の新宿・渋谷になるのか?そのうち都内の繁華街に監視カメラが設置されるのでは」(ロエさん)というご意見のように、防犯を目的に掲げれば、カメラを増やす口上はいくらでもあります。しかし、カメラが増殖し始めている今こそ、監視カメラについて大いに議論しておく必要がありそうです。監視カメラの問題、2日目はその「運用方法」について、皆さんの回りの事例やご意見をお聞かせください。 |
『シブヤ経済新聞』編集長 |
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