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自分らしさ」にこだわりたい一週間の投票は、「生まれ変わっても女がいい」と思っている人が、7対3で多いという結果が出ました。これは、わたしが想像していた以上に、多い数字でした。やっぱり、女性であるということで、何かと社会では不利益をこうむることが多いから、「次は男」という人のほうが多いだろう、と思っていたのですが……。 それが、結構、「女でいるのが楽しい」と言う人が多かったので、驚きました。他人の目を気にせず、女であることを「堂々と楽しもうじゃないの! 」という元気な声もあり、こちらが励まされるようでした。その一方で、投稿では「男がいい」という意見が多く、その悩みや怒りの声を読むと、女であるというだけで、いかに社会の「壁」が立ちはだかるかも、改めて痛感しました。 「男でもなく女でもなく、自分らしさ」を求めて生きることを提唱する、トランスジェンダーの旗手、蔦森樹さんへの共感の声も多くいただきました。そう、男女の差以上に、まず自分らしさが何よりも大事だと私も思います。「男か女という二者択一の選択を迫る」社会は、まだまだ個人が尊重されない窮屈な社会と言えるかもしれません。 実は、わたし自身、ふだんは自分の友人や同僚に対して「男」「女」を意識したことはありません。男でも女でもいいヤツはいいし、ダメなヤツはダメ。相手を「人間」として見たいです。自分自身も、職場などでは、「女」であることを意識することはあまりないんです。これはある意味、とても居心地がよいことでもあります。ただ、私もこんな達観した(! )考えを持つに至るまで、結構時間がかかったなぁと思うのです。もともと、「女」としての意識が希薄なように育てられたのではありますが、ほとんど意識しなくなったのは、仕事も自由にできるようになった三十代後半以降でした。 ただ、いつも心にひっかかることがあります。わたしの場合、女性読者が多い雑誌を編集していると、「女性好み」の雑誌作りを考えねばなりません。そもそも、その「女性好み」って何なのか。(自分自身はちっとも「女性好み」でない雑誌を愛読していたりして)。悩みながら編集しています。 毎回、多くの方にインタビューさせていただいているのですが、『person』1月号(11月22日発売)では、吉永小百合さんが、「女優と呼ばれるより、俳優と呼ばれたい」ときっぱりおっしゃったのが印象的でした。日本を代表する女優さんなのに、「自分が女であるという意識は薄い」とも。その一方、女性スタッフの少ない映画現場では、女性の立ち場を反映するよう、積極的に発言しておられます。「生まれ変わったら、また女に生まれたい」とも。なぜなら、「いろいろな女の人生を演じられるから」。吉永さんのこだわりを感じました。 今月号では、もうひとつ、「手芸な男たち」として、ニット作家の広瀬広治さんや、ビーズ刺繍家の田川啓二さん、テディベア作家の高橋ヒロさんの特集を組みました。「女がする」と思われている手芸を、男たちがする。その声を聞くと、日頃、わたしたちがいかに、「女」「男」を、勝手に狭い範疇で捉えていたかがわかります。 とにかく、一度しかない人生なんだから、そもそも「次に生まれ変わるとしたら」などと考えること自体がよくないのかも。思いきり、今の人生を楽しまなければ。そのためには、やっぱり「自分らしさ」にこだわりたいですね。一週間、どうもありがとうございました。 |
『person』編集長 |
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