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いざという時、自分の意志をはっきりと伝えるブッシュ大統領が演説をしました。主旨は、48時間以内にフセイン大統領と息子たちが国外退去すること、さもなければ軍事攻撃は免れないこと。そして米国民への、イラク攻撃の正当性の主張。この2点でした。ブッシュ大統領が語った「イラク攻撃の理由」は、昨日ここに掲載した理由付けと、ほぼ同じ内容でした。 eddybonduさんの投稿のように、そもそもの問題は、もちろんイラクにあります。湾岸戦争後、武装解除をせず、しかも国連の兵器査察にも必ずしも協力的ではなかった点は、イラクの落ち度です。 しかしその解決策として、イラクから一度も攻撃を受けたことがない米国が、今、先制攻撃をする正当性、緊急性は、どこにあるのでしょうか? もしこの攻撃が許されるなら、「北朝鮮は大量破壊兵器所持の疑いがあり、非民主的な独裁政権だから」という一方的な理由で、米国が先制攻撃して首都を侵略してもいいということになるのでしょうか? やはり国際的なルールに乗っ取った国連の決議がないまま、米国と英国が独断で戦争を始めることは、イラクへの侵略行為であり、反米感情を高め、中東情勢に大きな禍根を残し、第2、第3の悲惨なテロをもたらす危険性があります。イラクの首都バグダッドには、500万人もの人々が暮らしています。そのほとんどは兵士ではなく、わたしたちと同じ一般市民です。そこへ米軍は、湾岸戦争の何倍もの大規模な空爆を行い、地上戦も行うと発表しています。 わたしは、20年前の学生時代から、そして作家になってからも、2つの大学で国際政治学、なかでも軍事問題を学びながら、反戦活動を続けてきました。たとえば12年前、1991年の湾岸戦争の時は、日本の世論はクウェートを侵略したイラクへの攻撃を賛成し、政府は巨額の資金援助をしました。しかしわたしは、多国籍軍によるイラク攻撃に反対する作家集会に参加し、反戦記者会見を行い、毎月、軍事情勢の勉強会を持ちました。田中康夫さんもメンバーの1人でした(実際、湾岸戦争では、放射性物質である劣化ウラン弾が落とされ、イラクの子どもたちのがん発生率が今も増えています)。6年前からは、ペンクラブ(文筆家の国際組織)の平和委員会に所属し、毎年、平和の日の集いを企画して参加しています。2001年の9.11同時多発テロの時は、たまたま北米にいました。帰国してすぐにアメリカの反戦市民組織“Move on Peace”に加わり、米国ブッシュ大統領と国連アナン事務総長に送る「アフガン報復攻撃反対文書」にサインしました。今年1月11日は、戦争と平和のシンポジウムに出席し、1月18日は日比谷公園からスタートするイラク攻撃反対デモに参加し、公安に顔写真を撮られながらも数時間、銀座を行進して街の人々に反戦をアピールしました。さらに今年も3月3日はペンクラブの平和の日の集いで司会を務め、多くの作家たちとともに1,200人の観客に非戦を呼びかけました。 わたしたちはそれぞれ立場も状況も異なりますが、自分のできる範囲内で、いざという時には、「戦争はイヤだ! 」という意志を、身近な人々に伝え、そして為政者に表明することが、市民の義務だと思います。ろくはるさんがおっしゃっているように、選挙では、候補者に対して、経済政策だけでなく、平和政策や憲法論議についても、きっちり質問しなければならないと思います。 さて、あきママさんのご質問ですが、反戦デモや集会は、インターネットの「Yahoo! 」で「反戦」などのキーワードで検索すれば、たくさんの市民団体のサイトが登録されていますので、そちらでお近くの情報を探されるとよいと思います。ちなみに、わたしが参加したデモの主催サイトは、以下です。「WORLD PEACE NOW もう戦争はいらない〜わたしたちはイラク攻撃に反対します〜」 今週の金曜日、3月21日(春分の日)には、全国の各都市で、同時に、大規模な反戦デモが開かれます。その情報も載っています。 |
作家 翻訳家 |
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