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潜在的脳能力を持った候補者が「大化け」する可能性2日間みなさんからいただいた多くのメールに共通するのは、積極的に支持したい候補者が見当たらないといことです。誰かに世の中を変えてもらいたい、いわばスーパースターの出現を願うのは、古今東西の常です。小泉さんが総理になったときの人気ぶりなど、まさに阪神ファンじゃないですが、長い間待ってました、という高揚感が国民に広がりました。 いま支持する候補者がいないというのは、人材がいないということなのでしょいうか。 今回、最大派閥の橋本派がまとまらなかった理由の一つは、派内に首相にふさわしい人が見当たらなかったためでもあります。日本だけではなく、いま多くの国で昔より政治家が小粒になった、人物がいなくなったという嘆きが聞こえてくるように思います。 本当にそうなのでしょうか。 トップは最初からトップにふさわしい人がいるのではなく、トップの器量になっていくという面もあるのではないと思います。 かつての自民党は、まさに株式会社自民党の人材供給システムができ上がっていました。1年生議員はぞうきんがけをし、当選回数を重ねていつか大臣になり、地味な党務もきっちりとこなし、国会の駆け引きも学び、派閥内で力を蓄える。そして派閥の長になれば、もうそれが総理の人材と認定されていました。サラリーマン化した、なんだか息が詰まりそうなやり方ですが、長期政権を保ち大きな所帯で不満を抑えて公平感を出すための苦肉の策でもあったのでしょう。それでもなんとかなった時代はよかったのですが、弊害ばかりが目立つようになった今は、従来の人事システムは役に立たなくなってしまいました。 アメリカの大統領選は、1年以上かけるまさにサバイバルゲームです。まず自分の党の候補者になるために多くライバルたちと争います。前の大統領選では共和党はブッシュ氏、民主党はゴア氏が最終的にそれぞれの党の候補者となりました。そこで初めて大統領選に挑みます。前回は僅差でブッシュ氏が勝利を収める結果となりました。 この長きレースの中で、国民はその候補者が果たして大統領ふさわしい人物か見極めていきます。候補者も数え切れない演説をこなす中で国民を説得する能力を試され、討論会で知識と知性と政治信念を問われ、記者会見では意地悪で容赦ない質問への対応能力や人間性を見られ、スキャンダルや好ましくない過去が露呈した場合には危機管理能力が試されます。 一方で候補者は、サバイバルゲームを勝ち抜けば、修羅場を通して成長し、自信を獲得し、大統領の顔になっていくように思えます。だからといってご存じの通り、アメリカの大統領がいつも立派であるというわけではありませんが、少なくとも潜在的脳能力を持った候補者が「大化け」する可能性を秘めているシステムではあります。 クリントン大統領もサバイバルゲームの最初はなんてことのない候補者の一人でした。あのケネディ大統領も最初はエリート臭の漂うただの若造だったのです。 もちろん、大統領制と日本の議員内閣制はシステムが異なりますし、それぞれの制度に一長一短はあります。ですが、人材難と嘆く前に、人材が人材として顔を出しトップの器になっていくやり方はないものでしょうか。 |
TBS外信部 記者 |
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