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アンの新婚生活わたしは『赤毛のアン』シリーズの訳注つき全文訳を手がけているのですが、アンは『アンの夢の家』(モンゴメリ作、1917年)で、医者となったギルバートと結婚します。教師として働いていたアンは、退職し、グリーン・ゲイブルズで初めての花嫁さんとして結婚式を挙げます。友情と愛情をはぐくんできた夫ギルバートと、海辺にたつ「夢の家」に移り、新婚生活をはじめます。 結婚とは、愛する人と一緒になり、お気に入りの住まいを持ち、自分だけの家族を作っていく……そんな新しい人生と幸せを作っていくこと、でもあるのですね。当たり前のことなのに、些末な現実に流されているわたしは、ついつい忘れてしまうのです。 アンがギルバートと新生活を始めた海辺へ行ってみたことがあります。プリンスエドワード島の北岸にある、ニューロンドン湾の内海です。みずみずしい緑色の岸辺に、真っ青な海が入り組んで入江となり、水面はきらきら光り、目のさめるようにきれいなところでした。こんなに美しい風景のなかで、愛する人と暮らす……、なんてステキだろうと、しばし思ったものです。 でも、考えてみると、わたしたちは、どこに住むか、誰と暮らすかを、ある程度は、自分で決めることができるのです。 もっとも、結婚は相手のあることですから必ずしもそうとは言えませんが、でも、それでもponzuさんが書いておらせるように、結婚するかしないか、どんな挙式・結婚のスタイルをとるのかは、自分とパートナーで選びとることができるのです。 いろいろな結婚や家庭のかたちがあるので、それぞれの人が幸せに感じられる生き方を選択すること、自分で選びとったのだと自覚すること、そして納得して前向きに歩んでいくことが、大切なのではないかと思います。 もちろん、アンの結婚は幸福だけではありません。最初の赤ん坊は死産し、夫婦で意見の対立もあります。そんなときに関係がどうなるのか……。それに考えてみると、アンの育ての親のマリラとマシューは生涯独身でした……。 「結婚とは何だろう?」「自分はどんな夫婦になりたいのか?」「どんな人生を望んでいるのか?」それを真摯に考える手がかりを、結婚本は与えてくれるのかもしれません。 |
作家 翻訳家 |
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