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今週のテーマ
会議番号:1854
医者の診断に疑問、不信を感じたことがある?
投票結果
95
5
924票
53票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2006年03月27日より
2006年03月31日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
藤田正美 『ニューズウィーク日本版』元編集主幹
福島県立大野病院の事件が、医療過誤なのかartemisさんが言われるように医療事故なのかは意見の分かれると�……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
批判ととらずに詳しく教えて (IPウーマン・36歳)
子どもの耳鼻咽喉科の先生のことです。抗生物質の服用が長く続いていることから、ふと心配になり「こんなに長くのんでも大丈夫なんでしょうか」と尋ねたところ、「だからといって飲まないわけにいかないでしょ、治らないんだから!」と怒鳴られてしまいました。考えられる副作用や弊害など、わかる範囲で詳しく教えて欲しかったのですが、なかなか治らないことを批判されたと思ったのでしょうか。この一言で、医者を変えた方がよいかも、と感じました。
医業というハイリスクな仕事 (のえる・福島)
医師ですが、日々戦々恐々として仕事に臨み、その時点で最も適切な対応を行なっています。ただし経験や能力の至らなさから間違いもあるかも知れません。“疑問や不信を感じたことがある”というのは当たり前だと思います。しかし問題は、感じたその時に自らセカンドオピニオンを求めようとしない怠慢さ、ではないでしょうか。医師の能力を責めたり文句を言うのは簡単です。しかし不信感を抱きながら治療を続けた挙句に責任を押し付けられては、困難な症例の診療拒否をする医師が続出すると思います。
大学病院に医師 (kyoropichi・東京・パートナー有・43歳)
8年前に母を亡くしました。母のため、大きな病院がよいと思い某大学病院に肝臓がんで入院・通院をしていました。しかし、転勤、退職などで3年間の間に主治医が3度も変わりました。先生により、言い方や説明が違うため、告知をしないでほしいという私たち家族を無視して、ある先生が告知をしてしまいました。その後、母は、病気を苦に自殺しました。本当に患者のことを思っているのか、未だに不信感でいっぱいです。
こちらも一生懸命に (jskh・32歳)
何度か手術をした際と、歯科でのことですが、疑問を感じたら納得いくまで質問をすると、説明をわかりやすくしてくれる医師が多かったです。一度だけ、手術の際に暴言を吐かれましたが、他の診療科の医師に相談し、別の先生を紹介してもらいました。自分の身体は自分で守らなくてはいけないと感じます。不信を感じた先生とは、一緒に治療のために頑張れませんから。
医師による診断の差に対して (mitsuekon・青森・パートナー有・45歳)
7年前、大病院の婦人科で、診察のたびに変わる複数の医者の説明に違いを感じたので、カルテの開示を求めました。自分の病気をきちんと知るためにそうしましたが、ある医者はこちらに説明していることとカルテに書いていることが違っていることがわかりました。それ以来、こちらの質問をあらかじめ考えてリストを作り、診察のときもメモをとりながら説明を聞くことにしました。その結果、次の診察で、別の先生になっても大丈夫でした。
産婦人科医としての意見 (artemis・文京区・パートナー有・29歳)
29歳の女性産婦人科医です。まず今回の医師逮捕の件で申し上げたいのは、これは医療ミスではない、ということです。医療ミスとは医療側の「過誤」ですが、医師の判断と行為に過誤はなく、技術や社会的背景を踏まえた医療の限界であり、医師個人の責任を問われるのは非常に納得いきません。異状死についても、異状死の解釈の問題があり事情聴取されるというならわかりますが、それで犯罪者扱いされることには同じ職業を持つ者として怒りを覚えます。
2日目の円卓会議の議論は...
医療とは医者と患者の協同作業
福島県立大野病院の事件が、医療過誤なのかartemisさんが言われるように医療事故なのかは意見の分かれるところです。癒着胎盤を剥離したことが大量出血につながったことは事実だとしても、そこで剥離しないということは子宮全摘になるのだそうです。
亡くなった母親は子宮全摘のリスクについても説明を受け、しかしできれば取らないで欲しいとしていたと言われています。つまり、起訴された加藤医師が母親の希望通りにしようとしたために、結果的に母親を死なせることになったということかもしれません。周産期医療に関わったある医療関係者も「100人の医師が加藤医師と同じ立場にいたら、99人は同じことをすると思う」と言っていました。
さて医師の診断に疑問や不信感をもったことがある方が、90%を越えるというのは、僕の予想を上回ります。
自分や家族が大きな病気をした経験がある方は、ひょっとすると皆さん、疑問や不信感をもったかもしれません。僕も自分ではなく、親の入院などで医師の説明に不安を感じ、親を急遽転院させたことがあります。
そのときに思ったことは、医師によってずいぶん患者への接し方が違うということでした。医師にとっては患者はワン・オブ・ゼムでしょうが、患者にとって医師はたった一本の命綱なのです。そういう患者の立場に共感することのできる医師と、理解しない医師とでは、患者側の受け取り方がまったく違ってきます。
もちろん問題は医師の側だけではありません。医師も人間であり、日々努力していても診断があいまいだったり、処置がおかしかったりすることはあるはずです。だから患者は自分で自分の病気を理解しようと努めることが重要です。
医師の話だけでなく、今ではインターネットという便利な道具もあるのですから、病気の知識や患者の会などの存在を知ることができます。いい病院やいい先生の存在も知ることができるでしょう。そういった努力をせずに医師にだけ責任を押しつけるのはやはりフェアではないと感じます。どういう患者であるべきかという「患者学」が必要だという医療関係者もいます。
その意味で一つ大切なのは、医者と患者が「対等」な立場で意見を交換できることではないかと思います。医者は専門家、患者は素人。それは間違いないのですが、医療は患者なくしては成り立ちません。そして患者こそ自分の身で医療を受けるのですから、まさに医療の当事者であるわけです。
さて皆さんは、自分や家族が大きな病気にかかったとき、医師の説明に納得がいかなければ「セカンドオピニオン」を求めますか。あるいは求めたことがありますか。
その結果、主治医が気分を害して、結果的に気まずい思いをしたことがありますか。そして医師の方にお聞きします。患者がセカンドオピニオンを求めたときに、素直に応じられますか。それとも自分が信用されていないようで、気分的によくありませんか。みなさんの投稿をお待ちしております。
藤田正美
『ニューズウィーク日本版』元編集主幹
「手術したい医師、練習台になりたくない患者」
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