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困るのはわたしたち自身だからこんにちは。今週のテーマは年金。みなさんの投票では、厚生労働省の改革案では不安が解消しないという人が圧倒的ですね。投稿を拝見すると、不信を通り越して、みなさんの怒りが伝わってくるようです。 改革案の最大のポイントは給付と負担の見直し。基礎年金に対する国庫負担割合を3分の1から2分の1へ引き上げることを前提に、保険料を段階的に引き上げて、一定の水準で固定しようというものです。 会社員が加入する厚生年金では、現在年収の13.58%の保険料を、2022年度に20%(本人負担分は10%)で固定。平均的な会社員の場合、年間約1万円ずつ負担がアップしていく計算です。自営業者などが加入する国民年金では、現行1万3300円の保険料を、2011年度に1万7300円で固定するとしています。 これに対して、将来受け取る年金額は、現在、現役時代の平均手取り賃金の59%程度である水準を、50%を下回らない程度まで引き下げることになっています。 改革案の狙いは、際限なく保険料が上昇することによる年金不信の是正、世代間の不公平感の是正、ライフスタイルに中立な制度作りなどとしていますが、みなさんの実感にもあるように、実際には年金不信を解消するにはほど遠い内容となっています。とくに、高い保険料を負担するにもかかわらず、将来受け取る年金額が減る若い世代では、保険料を払いたくないという気分になるのも仕方ないかもしれません。 ただ、わたしは、年金制度が崩壊して困るのはわたしたち自身だと考え、保険料も支払っていますし、その動向を厳しくチェックしていこうと思っています。それはモラルの問題ではなく、自分たちの負担の重さを考えてのことです。 公的年金は老後のためだけでなく、障害状態になった時や、夫が亡くなった場合の保障も兼ねています。この分もすべて民間の保険で賄おうとすると、かなりのコストを負担しなければなりません。また、仮に年金制度が急になくなったとしたら、それを当てにして暮らしている両親(結婚している場合は、夫婦で4人の親たち)の面倒を子どもだけでみることに……。そのほうがよっぽど大変だと思いませんか? チェキさんのご指摘のとおり、自分たちの年金が守られている政治家や官僚だけに任せておけないのも事実。そう考えると、今抱いている怒りや不満を否定的な行動で表すのではなく、年金制度をいかに効率的に、かつ公平なものに変えていくかをわたしたち自身が前向きに考えていくことが大切だと思います。まず、この場で一緒に考えましょう。みなさんが非効率・不公平だと思う点、どうすれば改善するかというご意見など、積極的な投稿をお待ちしています。 |
生活経済ジャーナリスト |
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