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リスクの程度が同じぐらいの人同士で支え合うという考え方
「保険は……現在の暮らしをより安心して暮らせるようにするもの」というkreuteさんの考え方は、さすがにグート(gut)ですね。その一方で「保険を意識しすぎると、それを必要としている状況を引き寄せるような気がして……」という、きのさんの気持ちもよく分かります。ただ、それも個々人の気の持ちようなのではないでしょうか。保険加入が本当に「それを必要としている状況を引き寄せる」なら、私はゴルフのホールインワン保険に加入します。 ところで、ホールインワン保険に入る人というのは、やはりゴルフの腕前にある程度自信がある人なのでしょうね。その「リスク」が高い人同士で互いのリスクをカバーし合うわけですから、腕前に自信のない私から見れば「どうぞご勝手に!」。 ただ、ここに保険の重要な要素が潜んでいることも見逃すことはできません。 それは……たとえば自動車保険。最近、よく「リスク細分型」自動車保険という商品のたぐいを見かけますが、あれは、ハッキリいって「自動車事故を起こす可能性が低い人だけ集まってください」という性質を帯びているものです。「週末の買い物やレジャーにしかクルマを使わず、排気量が小さめなごく普通のファミリーカーに乗っている人は、保険料をグ〜ンとお安くします」とうたう一方で、暗に「免許を取ったばかりの若者で、大排気量のスポーツカーなどを乗り回す人の保険料はかなり高いですよ」とも言っている……。 これをいいようにとらえれば、やはり事故を起こす可能性が低い人はリスク細分型を利用した方がトクということになります。逆に、リスク細分型でない自動車保険に入ると、事故を起こす可能性が高い人のリスクをその可能性が低い人まで背負わされる(=その分、高い保険料を支払う)ことになるからです。 一般に、リスク細分型&ダイレクト販売方式の自動車保険には「安かろう、悪かろう」のイメージを抱く人も少なくありませんが、決してそうではないのです。「安さの理由」がちゃんとあるから安いのだということを、ここであらためて確認しておきましょう。 同じような意味で注目に値すると思われるのは、勤め先の団体保険です。多くの場合、団体保険の掛け金が割安なのは「団体」で契約すれば保険会社の経費が安く済むということも要因の1つですが、何より過去において、その「団体」に支払った保険金額が少なく済んだという事実の方がおそらく大きいはず。 団体保険の補償のカバー範囲には自ずと限界もありますが、 kreuteさんが指摘されているように、どのみち「すべての負の要因は取り去れない」ことも事実なのですから、最低限の補償を比較的安い負担で備えるためにも、勤め人の方にとって団体保険の利用は1つの有効な手段かと思われます。 |
経済ジャーナリスト |
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