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重症と軽症、どちらを先に助ける?イラクへのボランティア拉致事件から、「自己責任」がキーワードになっていますが、まだまだ未熟な日本の民主主義の表れかもしれません。 阪神淡路・大震災をきっかけに、ボランティアが日常語として私たちの生活に入ってきました。しかも、さまざまなボランティアの種類があり、国内・海外を問わず、ボランティア活動が盛んになっています。 そういう中で、よく言われることなのですが、隣の人に親切にしたり地域でボランティアをするのは嫌で、国内でも、遠い地に行ったり海外のボランティアをするのが好き、という人もいます。ボランティアは地縁や血縁ではない、しがらみのない場所で行いたい、というところに魅力を感じているのでしょう。自分の過去や背景、家庭環境などを知られていると、そこに固定観念を持たれているので、煩わしい、そのことから解き放たれたい、という気持ちなのかもしれません。 また、ボランティア先の国は、概して貧しい国ですが、そこには日本人が忘れた“デジャヴュ”の世界があり、始めて行ったのになつかしい、と思うことがよくあります。こんなに貧しくてもきらきらした子どもの目、屈託のない笑顔は、何物にも代えがたい魅力です。 ただし、これもアジアののどかな所はそうですが、アフリカなどの干ばつ地域、内乱地域などでは、瀕死の人たちがごろごろ転がっていて目を被うばかりの様子です。日本人のやさしい気持ちが通用しない例として、よく言われることがあります。目の前に病気や怪我で倒れている人がいっぱいいるとしたら、日本人は誰を助けるでしょう? 症状が重い人から助けるのではないでしょうか? しかし、薬や注射が限られている時は、軽症の人から助けるのだそうです。重症の人は、どっちみち助からない確率が高いのだからほおっておくのです。重症の人に手を取られていると、軽症の人も重症になって手遅れになりかねないからだそうです。日本人にはなかなか割り切れない感覚ですね。海外の被災地などでボランティアするということは、こういうことも大きな要素ですね。 日本人の単なる優しさだけでは解決できないことが多くありそうです。京都のしまこさんがおっしゃっていた「『海外の人の役に立ちたい』という気持ちと同時に『向こうに何か実益を残す』という裏付けがないと駄目だと思います」ということにも通じることです。善意がよい結果を出すとは限らない、ボランティアは、相手に役立ってはじめて意味があるということなのです。これが、なかなか奥深いことでもあります。 明日は、海外ボランティアの体験談や失敗談を伺いたいと思います。 |
日本フィランソロピー協会 |
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