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なぜ、伴侶動物と暮らすのか?
みなさんの熱い投稿がとてもうれしいです! 今日は、「なぜ伴侶動物と暮らすのでしょう?」という点について触れてみたくなりました。今の屋内での生活や人と暮らすことを余儀なくされる彼らにとって「幸せ」とはなんだろうか?と考えたことがあります。 この答えは、実はAviさんの投稿の中にあります。 伴侶動物は、わたしたちしか頼る相手はいないのです。伴侶動物というカテゴリーは、その動物の生活環習性行動、感染症(つまり疾病)について、わたしたち人間がよく知っているということが重要で、ほかの野生動物との決定的な違いは、1万年以上前から共に暮らすという選択をしていた、という部分なのです。 つまり、伴侶動物には「還るべき自然」は既にないのです。わたしたちの社会に、いかに無理なく溶け込ませて暮らすかを考えなくてはならない存在です。 20年以上前から世界的にうたわれている「Human Animal Bond」(ヒューマン アニマル ボンド→人と動物の絆)という理念があります。これは「人と動物が共に暮らし、共に幸せになる相互作用」という点を重視しています。そして、そこには「医療」「福祉」「教育」が存在するべきである、という考え方です。 実際、屋外の猫たちが2〜3年の寿命であるのに対して、伴侶である猫たちは20年を生きるようになりました。保護され,処分される犬の数も激減しました。家族の認識が上がったことによって、動物と共生するためのマナーも向上し、動物が嫌いな人や、事情があって動物と暮らせない人にも迷惑をかけずに、市民の一員として生活を送れるようになったことは、とても良いことだと思います。 ただ、あまりに動物に感情を傾けすぎ、のめりこみすぎて自分を見失っている方も、たまにいらっしゃいます。人としての愛情や生活を見失うのではなく、より豊かに受容の幅の広い人間性をはぐくんでいくために、伴侶動物の存在が役立てば、素晴らしいと思います。 動物と共に暮らす場合も、そうでない場合も、生活スタイルは家族ごとにさまざまで良いと思います。ただ、常に正しいインフォメーションを得て、それぞれが選んでいくことができる位置に、今のわたしたちはいます。 先日の国際女性会議で、毛利衛さんのお話を伺った時、限りある地球のこれからに向けて、わたしたちが考えなくてはならないのは、地球上の人間以外の生物たちといかに共生していくべきかを考えることだというメッセージが、とても印象的でした。 |
獣医師 赤坂動物病院副院長 |
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