合言葉は「買う気はない」

〜人生のセール時。43年間売れ残り親友、劇的スピード婚約！　〜

いやはやみなさま、年末に愛と希望に満ち溢れた話です。不景気ぶっ飛ばし。

わたしは最近、人生の転機を迎えました。40代半ばの同年代の友だちが、続々「メデタイはなし」で盛り上がっています。未婚や、結婚をしていても子どものいない身軽な友人同士でゴハンを食べたり、旅行をしたり、オペラを観たりしていたのですが、通常20代後半から30代で起こる人生の変化が40代半ば近くで始まってくるとは「売り時、セール時が、わたしたちってサイクル遅かったねぇ」。

もちろん、結婚と買物を一緒すべきではないけれど、あわてず、慎重に吟味するという点は必要なポイント。外見にひかれたり、時間に焦るより、自分の人生にあった人と必要なときに出会えるって最高ですね。

〜今年はセールをのぞいてみよう！　〜

最近「表立っての処分」ができない高名ブランドの別会場で、ファミリーセールの案内が頻繁に回ってきています。やはり景気は悪く、在庫で四苦八苦しているのでしょう。これからは、どうしようもない余り品で期末セール対応するショップは、それこそ危ないと思います。だからこそ「以前には混んでいて行く気のしなかったセール」に「冷やかし気分」で行ってみましょう。バーゲン会場がイヤなのは、暑くてムンムンして、売れ残り納得商品で構成されていたからでしょうが、この不景気だと在庫を持ちたくないメーカーは、それなりの商品を出してくるはず。

また昨今のウォーキングブーム。ただ歩いていると退屈だけれど、表参道や渋谷のブティックを代替運動と割り切って早足でスタスタ歩き回ったら、時間が経つのを忘れていい汗がかける。そして合言葉は「買う気はない」。これってお気楽で、体が鍛えられます。そして、景気が減速していると、最近のファッション誌の傾向でも顕著なのは、OLや30代以上の女性陣が「上質ベーシック」に走っているということ。落ち着いているけれど、セクシーではなく、こうなんていうか「どっしり落ち着いている」のよね、女性みんなが。そして、自分の等身大にけっこう拘っているので、本当に驚きがないの。そして食べ物は、おいしいものを「お取りよせ」。これって今の日本でしょ。社会として成熟した「老人社会」です。先日、上海の話をしましたが、街にエネルギーが満ち溢れているのは、わい雑なんです、すべてが。

上昇志向の強い女性は、「いかに自分を女性として魅惑的に見せるか」にエネルギーを注いでいて、上品な感じはしないけれど、強くてキラキラ・イキイキしています。「上海礼賛」はしないけれど「ファッションは上質ないい物を、厳選して」は日常に買って、バーゲンでは「今のわたしからすれば乱暴で、キワドクって刺激的」な物を探してみません？　最近落ち着いている自分に飽きて、変身願望の強いわたしでした。

＜渡辺教子のお気楽年末＞

年末年始は暇なのよ、というとみんな笑うのですが、年中忘年会のようなわたし。周りが忙しくなる今の季節「今夜どう?」と誘ってすぐ来れるメンバーがいない。ましてや彼氏ができたり、オメデタの友人が続々のわたし。比較的穏やかな年末です。

さて今日のファッションチェック。上海で買った600元(900円)のブーツ。500円のジーンズ。写真が暗くて残念。お気に入りのエルメスのスカーフとクロのシスレーのニット。コートはフード付のセーブルミンク、180万円。バックはクロコの100万円。アクセサリーはロレックスの時計とかうじゃうじゃ、しめて400万円くらいかなぁ。でも髪の毛がボサボサ。昨日美容院に行くはずだったのに、飲みに行ってしまいました。今日は久しぶりに休みを取っているのですが、スタッフに欠員が生じ朝、出社。気功をしに行こうと思っていたのに残念。夕方早めに上がって、まつげパーマとフェイシャルエステ。