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元気のバロメーター、「気」、「血」のめぐりをよくすること
今日も海外のイギリスから北海道まで、たくさんの投票、投稿をありがとうございます。これからは木枯らしと小春日が交互にやってくる季節、冷え対策の3回目をお届けします。 薬膳では元気の目安を気、血、水、で表します。「気」はいわば生命エネルギーのようなもので、「陽気がよい」とか「精気」、「勇気」、「やる気」と、何気なく日常使っていますね。元気な時は「気」も充実していますが、気落ちしているときは「気」が回らず、なかなか仕事もはかどりません。「血」は血液がさらさらと流れ、栄養が各器官に行き届いている状態。「水」は代謝がよく、水分バランスが整っていることです。 この「気」、「血」の流れを悪くし、滞らせるのが、ストレスと冷えなのです。むくみも冷えにつながります。 いまでは、ストレス度は、すぐに測れるようになったのですよ。ストレス度を測る器機はその名も「癒し計」といい、唾液のアミラーゼでストレス度を測定します。私たちは、1日のうちに、リラックスする副交感神経と緊張する交感神経のスイッチを交互に入れていますが、ストレスを受け続けますと、自律神経のバランスがくずれたり、体に活性酸素が生まれますのでシワなど肌の老化が早まったり、また潰瘍ができやすくなるなどあらゆる体の不調の原因となります。 ストレスの悪影響から体を守るためには、心のビタミンといわれるビタミンB群、特に、B1を含む豚肉、きのこ、海苔、B6を含む鮭、納豆、豆乳、B12 が豊富なアサリなどの貝類や低脂肪チーズをとることを心がけ、心を平穏に保つ「セロトニン」の原料となるバナナ、豆腐などの豆製品、ヨーグルトなどをしっかり食べましょう。 今回のテーマにYESとお答えいただいたみなみさん、ご自分はどうして冷えていると思われますか? 年齢的に、ホルモンのアンバランスが原因の「冷えのぼせ」がある更年期には早いように思いますし……。下半身の冷えには、血行をよくするビタミンEを含むアボガド、シソ、赤ピーマンや、造血効果のあるマグロ、赤身肉をお食べください。血流を悪くするカニ、ウニ、イクラなどの魚卵類、アクの強い山菜は控えます。 YESとイギリスより投稿をいただきましたりんべるさん、「外出先でどんなものを食べると身体が温まりますか」というお尋ねですが、和食に比べ、イギリスでは動物性脂肪たっぷりの料理が多いでしょうから、選食は大変ですね。おすすめは人参、じゃが芋など根野菜たっぷりのスープや煮込み料理、ヒレステーキ、魚料理、ニンニク、ショウガを使った料理、紅茶、ハーブティー などです。ベーコンやコンビーフ、モツ、ケーキ、そしてレタスなど生野菜のサラダは控えましょう。 NOとお答えいただいたパゲラッタさん、学生さんで1人暮らしですと、料理など面倒ですよね。私たちは毎日1兆個もの細胞を新しく作っていますが、そのうち6000個のエラー細胞、いわゆる不良細胞が出るといわれます。エラー細胞がガン化するかしないか、病気になるかならないかは、免疫力の差です。自分の体を守るのは食べ物からですよ。スポーツも根性だけでは勝てません。ち密なデータに基づいた、勝つための食べ方があります。冷えは花粉症などあらゆる体の不調につながり、ケアをおろそかにしたツケは後で必ずきますので、健康投資です、カラダをおいといください。 NOのyuraさん、食は楽しみです。オコタに入ってのアイスクリームは、おいしいものです。たまにはもちろん、よいですとも。アイスクリームの売上も、夏場と12月が多いそうです。 今日の冷えにおすすめの薬膳食品は、紅花。一般には、紅花油としておなじみですね。鮮やかなオレンジ色の花は、切り花として楽しんだ後ドライフラワーにすれば、薬膳食品「紅花」となります。体を温め、生理不順や血液浄化作用に優れ、最近では、活性酸素除去作用も認められました。 料理の「鍋茶わん蒸し」は、鍋に茶わん蒸しの材料を全部入れて作る、超簡単茶わん蒸しです。うれしいのは、お代わりができること。紅花を散らし、アツアツをフウフウしてお召し上がりください。 明日はみなさまからお寄せいただいた冷え解消アイデアをご紹介し、なぜ女性に冷え性が多いかの謎に迫ります。引き続き、みなさまのお声をお待ちしております。 ◇◆◇鍋茶わん蒸し◇◆◇ 紅花 小さじ2 ぎんなん 8個 百合根 1/2個 鶏むね肉 100g ほうれん草 1/2わ 生椎茸 3個 焼かまぼこ 1/2個 卵(L) 4個 出し汁 5カップ 塩 小さじ1.5 <作り方> 1. ぎんなんは鬼皮、渋皮をとる。 2. 百合根は根元に切り込みを入れ、1枚ずつはずす。 3. 鶏むね肉は皮をはぎ、ひと口ぐらいのそぎ切りにする。 4. ほうれん草は塩をひとつまみ入れた熱湯でサッとゆでて水にとり、3センチ長さに切る。生椎茸は石づきを切り、1センチ幅に切る。焼かまぼこは薄切りにする。 5. 鍋に出し汁、塩、1〜4の材料を入れ、溶きほぐした卵を加えて混ぜ合わせる。フタをし、2分程中火弱、その後弱火にし20分程、卵が固まるまで火を通す。器に盛り紅花を散らす。 |
薬膳研究家・メンター・フーズ代表取締役 |
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