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サッカーW杯がなぜ魔力に満ち満ちているのか?
僕は思うのですが、全地球上の人たちがこれほどまでに、同じルールで、同じ目標に向かって、全精力をかけて、真剣に取り組む作業というのは、どうもほかに例を見ないのではないでしょうか。もちろんオリンピックの陸上100mとか水泳自由形とか、あるいはスポーツじゃなくてもチェスの世界一決定戦とかアカデミー賞授賞式とか、世界の人間が一番上を目指すイベントというのはほかにもいろいろあると思うのです。でも、これだけ世界中の国々が「負ければおしまい」という状況の中で、国を代表するトップアスリートが国の名誉をかけて取り組むイベントっていうのは、サッカーW杯しかないと思うのです。 だから世界中の人間が自分の国を応援し、熱狂し、興奮するのだと僕は考えています。 でも世界中の人々が同じ方向を向く中で、このネット上の半分の人が、まあ、あんまり興味ないよ、と言っているのも、それはそれで、なかなか正常な世の中でいいなあ、と同時に僕は思ったりもするのでした。 さて、どんなシチュエーションで、みなさんは2月9日の試合を見たり見なかったりするのか。いただいた投稿には、なかなか感動的な話や印象に残る話がありました。 まずは「見る」派から。 東京のmegpinさんはこう言っています。「彼(この方の応援している選手のことらしいです)のユニフォームを着て、TVの前で正座して見ます。」2時間近い試合です。しびれないようにしてください。 「北朝鮮戦のある9日は、残業をしないように今週はガンガン仕事も進んでいます。」これは東京のmanhattanさん。サッカーは仕事の能率も上げているようです。 「ゴールする瞬間の興奮、快感、情熱などは、言葉では言い表せません。負けても、しばらくすると悔しさは消え、次はもっと応援しようという気になります。」これは埼玉の66歳のdoriさん。素晴らしいサポーター魂です。 そして「見ない」派はこんな感じ。 神奈川の月の猫さんの日常は、W杯くらいでは揺るぎもしません。「会社からの帰り道で、いつものようにスーパーやデパートをふらついて、夕飯の支度をして、ダンナと一緒に夕食を食べて、お風呂に入って、インターネットをしてる、というような時間ですね。」楽しそうだな。幸せの香りがほのかに文面から立ちのぼってくるようです。 福岡のy_fullshowさんはこんなふうに考えています。「北朝鮮は純粋にサッカーを楽しめる相手ではありません。選手の後ろ側にある国というものを認められずにいるせいだと考えています。」ふうむ。たとえば、日本に帰ってきたら致被害者の方々は今度の試合を見たりするものでしょうか。それとも見たくもない、北朝鮮をこんなことで思い出したくもない、と思うものなのでしょうか。あの金正日はこの試合を生中継で見たりするのでしょうか。 東京の梶本さん。「自宅にテレビを置いていないため、掲題の番組を見ません。要はテレビよりもサッカーよりも関心度の高いものがほかにあるから。」なるほど。これはこれで、賢い21世紀の過ごし方かもしれません。 ところで、2月1日の東京スポーツの一面は(みなさんこのような新聞を愛読されない方も多いでしょうけれど)「新庄のパンツください騒動」でした。いや、これは全然関係ない話です。そうではなくて、東スポの中のほうにそれなりの見出しで「北朝鮮戦、紅白超え濃厚、40%確実。テレビ朝日、10億円の賭けに勝つ。」という記事が出ていました。 そんな記事を読んでいると、どうもこのネット上での予想視聴率がにわかに真実味を帯びてきたような気もしてきました。 そこで(そこでっていうのも変ですが)もしよろしければ、あなたの知っている「本当ですかいな?」というような北朝鮮サッカーチームについての極秘情報があったら教えてください。それが今日の僕からのお願いです。 |
『報道ステーション』チーフディレクター |
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