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季節にあわせた天の配剤
本日もお忙しい中、皆さま楽しい投稿をありがとうございました。薬膳を召しがったことがない方は、やはり苦いのではというイメージがおありみたいですね。薬という字で損をしていますね。私は食いしん坊で料理の世界へ入りました。薬膳が美味しくてはまってしまいました。健康になるアプローチはいろいろありますが、食について薬膳ほど長くノウハウが記された料理はほかには見当たりません。
薬膳の考え方には、季節も大きな位置を占めています。体質に合わせて温熱・涼寒食品を選ぶだけでなく、季節が体に与える影響を考えます。マーケットには1年中、ナス、キュウリ、レタスが並び季節感が薄れ、いつ採れるかさえわからなくなっています。暑くなれば半袖になり、寒くなればセーターを着るように、寒さが厳しい季節には、体を温める食べ物、暑い夏にはやはり体を冷やして代謝をよくする涼寒性の食べ物を体が求めます。秋は冷たい風が吹き始めて空気が乾燥するので、肺や鼻、ノドに不調がでやすくなります。ちょうど秋大根、蓮根、梨、百合根などノドせきに良い食べ物が収穫されます。また、暖かくなって、血流がよくなる春には、肝機能の働きを助ける酸味の食品と同時に新陳代謝をよくするために、苦味の食品をとるとよいのですが、この季節は苦味をもった山野草の時季。ふきのとう、わらび、たらの芽、せり……。その時期に体が求めている味を、自然界がちゃんと用意してくれている、まさに天の配剤というほかありません。その季節を元気に過ごせれば1年元気なわけです。その積み重ねで私は十数年風邪も引かず健康です。 らびっとさまは冷え性を薬膳で改善できますか、とのお尋ねですがお任せください。昨日書かせていただいたように、シソなど温熱食品を多めに選食し、睡眠不足のストレスもおありのようですので、それに高麗人参、紅花を加えることをおすすめします。高麗人参は6年根の紅参(こうじん)を1日小さじ1杯(2g)を目安に、ドレッシングや煮ものなどに溶かしてお食べください。紅花は1日大さじ1杯を目安にそば、スパゲッティ、サラダなどあらゆる料理に振りかけてお召し上がりください。 ふろすとさま、jskhさまは薬膳は値段が高いという印象をお持ちなのですね。中国、台湾、韓国では家庭で普通に薬膳が食べられ、根付いています。日本では、冬虫夏草は1本500円前後と高価なものもありますが、ほとんどは野菜、肉などと同等かそれ以下の値段で買うことができます。板倉料理学院のホームページをご覧ください。 今日のメニューは「豚肉の梅・シソチーズ巻き揚げ」。豚肉は疲労回復、暑さからくるイライラなどの気を鎮めるビタミンB群が豊富です。梅干しの酸味とシソの香りが食欲を誘います。ビールのおつまみにもぴったり。シソは生薬名「蘇葉(そよう)」といいビタミンEなどにより血行促進、発汗、鎮痛作用、魚肉の解毒作用があります。いろいろな料理にお使いください。旬感パワーで、元気をチャージ! しましょう。 ◇◆◇豚肉の梅・シソチーズ巻き揚げ◇◆◇
<材料4人分> ・豚もも肉うす切り 300g ・A 酒・しょう油 各大さじ1.5 ・梅干しの果肉 2個分 ・青じそ 8枚 ・とろけるチーズ(スライス) 4枚 ・衣 小麦粉 1/2カップ 牛乳・水 各大さじ2 ・揚げ油 適宜 ・レモン 1個 <作り方> 1. 豚肉はAに15分程漬ける。 2. 梅干しの果肉は細かくたたき、刻む。 青じそは縦半分に切る。 3. 1.の豚肉に梅干しをぬり、青じそをおきチーズをのせ、くるっと巻いて楊枝で止める。 4. 混ぜ合わせた衣に3.をくぐらせ180℃に熱した油で2分程揚げる。器に盛りくし形に切ったレモンを添える。 蘇葉(そよう)……シソ科のチリメンジソの葉を乾燥したもの。茎は「蘇梗」(そこう)、種子は「蘇子」(そし)という。食味=辛、食性=温。用途:血行促進、発汗、鎮咳、鎮痛作用、魚肉の解毒作用がある。また香り成分のペリルアルデヒドに安眠効果がある。 |
薬膳研究家・メンター・フーズ代表取締役 |
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