最近はまっているのはオーダー

自分好みでいいものを安く手に入れる、買い物の極意はこれに越したことはないですよね。わたしはファッションも含めすべての領域で安く買えるに越したことはない、と思っています。

ただ例外としては、純粋にモノとして欲しいのではなく、その中に自分の密かな楽しみが含まれたりするとけっこうバンと投資できますよね。

わたしが、サラリーマンとしてやっと息のできるくらいの年収になった時、本屋で数冊欲しい本をまとめてレジに持ち込めた時は「あー渡辺、一人前になったなあ」と感激しましたもの。お金を気にせず好きな本が買える、これがわたしにとっては今でも一番の至福であり、結果数万円に及んだとしても、投資より得るものがはるかに多い。結果的に安い買い物。わたし、新聞とか本は安いと思いますよ。最近、自分の楽しみとしてはまっているものは「オーダー」。

8月は誕生月なので、それに合わせて、オーストリッチのバックとお財布を革から色を指定して作りました。オーストリッチは、やはり価格が高く、既製のものだと無難なベーシックな黒や茶の製品が多く、年配の方の一生モノのイメージですよね。今年の春ターコイズで作ったバックが思いのほか好評で、思い切ってグリーンとレモンイエローの染めから指定し、バックとお財布、同色のペアで2セット、オーダーしました。

仕上がりの工程の革の染めのチェックをしたり、完成まで3カ月かかりましたが、結果は満足。お財布は特にカードの枚数指定から、ファスナー付きのポケットも2つ付けてもらい、口の悪い友人は「こんな大きい財布、渡辺しかつかわないわよ!」と言いますが、財布こそ、便利かどうかは、自分しかわからないものです。さて今月はスーツをオーダーするつもりです。生地を紳士服で有名なゼニアで求め、友人おすすめのテーラーでシンプルな仕立てで作る予定。

そして年内ぱんぱかぱーんは、ルースからダイヤを買って、仕立てます。石はもう見立てました。ありゃりゃ、靴から話がそれてしまいましたが、靴は前提として、日常の生活で長時間履くものとして、とらえるので、わたしにとってもみなさんのご意見同様、美しい、セクシーに見えるという理由で、足に合わなくても靴を履くなんて頭痛がするから問題外。

ピンヒールのストラップレスのサンダル履いている女性、表参道近辺多数出現していますが、否定はしないけれど、わたしにはとーっても無理。また、中毒になるくらい美しいなあ、と思ってもマノロ・ブラニクをオフィス使用にする人はいないはず。さてわたしはお気に入りの靴屋さんってないのですが、「わあ、イタリアの庶民的な街角の靴屋さんみたい」と思ったのは、表参道の骨董通りのパパスカフェ近くの角にある、「rev k shop」という小さな靴屋さん。

若い男性を中心とした店員のみなさんがぎびきびっとサイズ探しをし、靴のことをよく知ってます。多分オリジナルとインポートの構成です。ここのパンプスは、きれいです。値段も確か、高くても6万円くらいではないかなと。思い出しましたが、一昨日のヒョウ柄のパンプスは、確かここで買ったもの。実は密かにねらっているのは、バッグとお財布と同じ色のオーストリッチで、パンプス作ろうかなあと。誰か、いいオーダーをしてくれる靴屋さん、知っていますか？

---渡辺教子の初秋日記---

最近はまっていることは、カラダを鍛える、ということです。去年の夏からコンスタントにジムに行ってはいたのですが、カラダの調子を整えるという目的だったので、サボったりということもあったのですが、最近文字通り「鍛える」という方向になり、二の腕など、筋肉がついてがっちりしてきたな、という感じです。

昨晩も7時から筋トレに水泳、11時に眠り、4時起き。今日のファッションはシマロンの白地に黒のゼブラパンツに白のTシャツという何の変哲もない格好に、ポイントはダイヤのクロスのリング。わー手抜きですなあ。